レイアウトのご提案『集中力が上がる勉強部屋とは?』
机は勉強し、休むためにある
学習机は、勉強するだけの為にあるのではありません。どんな勉強をしていても、しばらくすると疲れてきます。問題はその疲れた時。そのとき子供が机の前に座ったまま休むことが出来ればいいのですが、休めない場合、学習机から離れることになります。勉強というのは一度中断すると、なかなか元に戻ることが出来ません。
椅子
机の高さとのバランスを大切にしましょう。理想とされているのが、「身長÷4」。それに対して机の高さは「身長÷4+身長÷6」。椅子の高さを調節して確認してみてください。また、深々とした椅子は逆に疲れてしまいます。広くて固めの座面の椅子がおすすめです。肘掛けがあると作業が格段に楽になり、座ったまま休むことが出来ます。肘掛けがないと腕を机の上に置こうとするため、どうしても体が前かがみになり、姿勢が悪くなる可能性が高まってしまいます。
机は棚のない白い平机がおすすめ
学習机というと棚のある机が小学生さんには主流になっていますが、棚式の机は長く使っていると圧迫感が生まれます。購入後3ヶ月で80%の子供が物置にしているというデータもあります。最近の机にはいろいろな機能が付いていて、子供を一時的に引き付ける効果はあるかもしれませんがあまりお勧めできません。また、白い机は眠くならない効果があるそうです。整理がしやすく、広く使える、棚のない平机がいいでしょう。
机の前にはできるだけ空間を、扉は見える位置に
机の前に棚や壁があると圧迫感を感じてしまい、「勉強=しんどい」というイメージが付きやすいです。広い空間があると、開放感が生まれます。また、ドアが背中側や死角にあると、人間本来の防衛本能が働き、見張られている気分になったり、急に誰かが入ってくるのではと心理的に落ちつかない状況を作ってしまう恐れがあります。座った位置から扉が見えるように配置することで安心感が生まれ、集中力が高まる効果があります。
机の後ろは本棚、スペースがない方がいい
自分の背中が壁に向かっていることで安心感が得られます。本棚が背面にあれば、座ってすぐ手に取れる位置に参考書やノートなどがあると学習効率が上がります。
鞄置き場を作ろう
帰ってきて鞄を置ける場所があれば、机の上が散らかることがなくなります。常に机の上には何もない状態を心がけましょう。
窓とスタンドライトは机の左側
右利きの人の場合、右側に窓やスタンドライトがあると手元が影になり暗くなってしまいがちです。また、正面に窓がある場合は、気が散ってしまう恐れがあります。また、勉強部屋は格段に明るくするというより、明るさのムラがないように心がけましょう。
ご自宅の学習環境はいかがでしょうか。
チェックシートで確認してみましょう。
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