読書クラブ

世の中には面白い本がたくさんあります。

世の中には面白い本がたくさんあります。Google bookは2010年に世界の本の数を1億2886万4880冊と推定しているようです。全てを生きている間に読み切るのは不可能ですが、少しでも多くの自分に合った素晴らし本に出逢えることができればいいなと思っています。読書嫌いの僕が好きになれたので、皆さんの中に本に抵抗がある人がいるかもしれませんが、安心してください。必ず素敵な本との出会いがあるはずです！この読書クラブ（仮）では読書部員がおススメの本を紹介してくれたり、面白い本の探し方を、少しずつお伝えしていきたいと思います。


YellTimesにもたくさんの本を紹介しています。

恥ずかしい話、本を読むようになったのは24歳ぐらいの時だった。学生時代は「しんどい、難しい」というイメージを強く持っていた為、手に取ることさえほとんどなく、皆がよく読んでいる漫画でさえも、限られたものしか読めなかった。
　学生生活を終え、社会に出てから１年ぐらい経ち、少しマンネリ化している生活に嫌気がさしている時期があった。仕事もあまり手につかず、憂鬱な日々を繰り返していたある日、事件が起こった。忘れもしない仕事終わりの１８時頃、フロントガラスの内側が曇っているのか、外側なのか分からないような肌寒い冬の雨の日だった。
　トイレを借りに本屋さんに入った時、平積みされている本のキャッチコピーが目に飛び込んできた。「自由気ままに旅に出かけない！？」初めて本を読みたいと思った瞬間だった。すぐに購入し、車に乗り込むや否や、貪るように読みふけった。何か、今の自分の悩みに対する打開策はないかと必死に探した。こんな経験は初めてで、驚いた。それと同時に今までなぜ、こんなに避けてきたんだろうと悔やんだ。結局自由気ままに旅には出なかったが、これをきっかけに本に興味を持つようになった。

（読書クラブ 部長 伊藤正信）
 

今月のおすすめ本

下剋上受験


著者：桜井 信一　産経新聞出版　￥1,512
「佳織が頑張ってみるんじゃなくて、一緒に頑張ってみないか。
応援するんじゃないよ。全部だ。
父さん、佳織がやらなきゃいけないことの全部を一緒にやる。」


 

カラフル


著者：森 絵都　文春文庫　￥510
アマゾンのオールタイムベスト児童文学100、高校生が選んだ「文春文庫」人気小説№１にも入っています。ファンタジーかと思いきや、主人公を通して生きるとは何かについて教えてくれる小説です。読書を始めるには読みやすくていいかもしれません。

 
 

熊嵐


著者：吉村 昭　新潮文庫　￥529
大正4年12月に北海道天塩山麓で起きた日本獣害史上最大の惨事。めちゃくちゃ怖いです。ヒグマの圧倒的な力の前に人間の無力を悟り、正常さを失なっていく人々の様子が描かれています。夜に読まないことをおすすめします…。

 

 

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